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過去の展覧会 2017〜2019

2019

本館

アトリエ棟

コレクション展示

 

鈴木崧、吉原治良、ポール・ジェイキンス、ジョルジュ・マチュー、今井俊満などのアンフォルメル絵画作品の展示。

美術館の百数十点のコレクションの中から定期的に展示替えをしています。

世界を駈ける版画家達。

浮世絵から繋がる日本の版画は戦後各国で開催されたビエンナーレで棟方志功や浜口陽三ら多くのスター作家を輩出してきました。しかし現在、日本国内では有力な国際版画ビエンナーレは開催されなくなり、ひと昔前は版画の国とまで言われていましたが、海外に挑戦する版画家も少なくなっています。今年開催の中国Guanlan 国際版画ビエンナーレには世界各地から4600 点もの応募があり展覧会運営は国の経済力と深く結びついているのが現状です。現在世界の動向はヨーッパやアジアの作家達の意欲的な作品が世界の版画ビエンナーレをリードし彼らの受賞が際立っています。この度の「世界の現代版画」ではGuanlan 国際版画ビエンナーレの受賞者を中心に韓国、中国,タイ、ポーランド、ラトビア、クロアチア、フランス、ギリシャらの、世界最先端の作家達の作品を紹介します。

9月14日(土)〜10月14日(祝・月

「湧き出すワンダーランド ~無垢な創造性にふれるとき~」

当美術館ではアンフォルメル作品を多く収蔵展示しておりますが、そのアンフォルメル運動の中心にいた作家としてジャン・デュビュッフェがあげられます。デュビュッフェは障がいを持つ人々などの作品に深い感銘をうけ価値を見出し、アールブリュット(art brut=生の芸術)と呼びました。そこには従来の西洋美術の伝統的価値を否定する意味が込められていました。
近年、そのアール・ブリュットは非常に高い注目を集めており、既存の価値観では測れないことが多いその独自の世界に、たくさんの人が関心を寄せています。
本企画展では、8人の作家の魅力溢れる作品を紹介いたします。彼らは南信州の施設やグループホームなどで日々制作に取り組んでいます。まわりからの評価などとは無縁で、自分の世界観やこだわりを湧き出る無垢な感性に任せて形にしています。作家によっては作品の完成には興味がなく、制作する行為そのものが重要なケースも見られます。そのような彼らの作品や制作の背景を知ることは、観る側に発想転換のきっかけや新たな価値観との出会いを与えてくれるかもしれません。

【出展作家】

小山 実 近藤康隆 西村美恵子 濱 克治 林 幸子 

原 弘志 保科貴子 前田啓子

7月27日(土)〜9月1日(日

仲田慎吾 展「水引 描く 線の巡りは在処の魔法

水引 で 絵描く 創造する

場所のちからにより生まれた美しい線

それは魔法でもあり、人の意識を変性させる力を持つと思います

伊那谷中川村で、水引のあたらしい物語をご覧下さい

線が集まり面になり、面が形になり作品が生まれます

古来より水引を扱う行為は祭事や儀式とされてきました。

仲田慎吾は水引の儀礼や儀式的な伝統的側面と、

描く創るという個人的側面を親和させて作品を制作しています。

今までにない水引作品を制作することで、​水引の新しい可能性を追求しています

5月25日(土)~7月21日(日)

Breath 2019 ・若手作家3人を紹介するリレー展

vol1. 寺井茉莉子 展「おんど」

vol2. 正村もと奈 展「生きるには  ~ Life is ~」

vol3. 上林泰平 展「Habitant」

3人の同世代の若手作家がバトンを手渡すように2週間ずつのリレー展示を行う企画展「Breath」を開催いたします。

彼らは伊那谷の地に縁があり、この地元で生活をし創作活動をしてきました。アーティストの住居として建てられた空間で個性に溢れた展示を展開します。その手渡されたバトンの先にどんな現代という景色が描かれていくのでしょうか。3人によって順次表現されていく大きな創造の息吹をお楽しみください。

4月20日(土)~5月19日(日)

「光のランドスケープ」光嶋裕介展

世界を見渡せば、木々の緑、大地の赤、空の青…

目に見える風景は美しい<色>に満ちあふれている。

そんな風景を構成する物質を色付けているのは<光>である。

人間にとって、建築とは<記憶>の器といえる。

その物語を彩るのもまた、光ではないか。

実在しない、しかしあったかもしれない幻想都市風景。

あらゆる造形が、雑多な素材が、自然と建築が混ざり合う。

空間を創造する建築家が描くということは、

他者への想像力を育む詩的な営み。

2018

本館

アトリエ棟

コレクション展示

 

鈴木崧、吉原治良、ポール・ジェイキンス、ジョルジュ・マチュー、今井俊満などのアンフォルメル絵画作品の展示。

美術館の百数十点のコレクションの中から定期的に展示替えをしています。

10月20日(土)〜11月25日(日)

宮島弘道展
「煤と水滴の向こう側」

-雪舟臨写から始まる墨表現の展開-

表面.jpg

9月8日(土)~10月8日(月)

田中洋江展 「川 水と光」

TEXTILE ART 繊維でつくる あることとないことの間

 

テキスタイルアートは、繊維を使った新しい造形表現のことをいい、その歴史は1960年代に遡ります。私にとりましては、この領域の素材の捉え方や独自技法によるものづくりが楽しく、あることとないことの間の問題を、指先で繊維を触りながら考えています。

 仕上がるのは、向こう側が透けて見える薄い布。美しい山々や天竜川を見下ろす美術館でのインスタレーションとなります。

田中洋江

2018田中展チラシ表.jpg

8月4日(土)〜23日 (木)

アンフォルメル中川村美術館 25周年記念展

鈴木崧・鞠子夫人&毛綱毅曠、そして悠久の時を刻む山河とともにアートを求めて

鈴木崧(すずきたかし/1898~1998)はジャーナリズム、外交、実業、画業に関わり多面的な生涯を築いてきましたが、晩年に至って日本唯一のアンフォルメル美術館の創立を決意しました。静かで景色の良い場所であってほしいという鞠子夫人のつよい願いにより中川村美里の丘に最高のロケーションを見い出しました。西に雄大な中央アルプスを望み、眼下に天竜川の清流と緑豊かな河岸段丘の里を一望する陣馬形山の麓に1993年、ポストモダン建築の旗手、毛綱毅曠(もづなきこう/1941~2001)の設計による斬新な美術館が開館しました。創立より25年、鈴木の遺志を変わることなく継承しつつも、アンフォルメル(不定形)絵画とは異なるアートも取り入れてきたこれまでの歩みを改めてご紹介いたします。

表面.png

5月18日(土)~6月24日(日)

ムカイヤマ達也展​「乱 離 情 景」

Sceneries of the Scattered

東欧ポーランドは大国ドイツとロシアに挟まれ、近隣国の時の権力者の意向によってその領土が分割され、そして時には完全に消滅されてきた。それは同時に’生存圏の境界’が他者の決定に委ねられ翻弄されてきた歴史であったことも意味する。その物語は今も街のあちらこちらに残り、現代の若者達もそのことを昨日のことのように語る。国の消滅を経験したことのあるポーランドでは、かつて「美術とは文化を保存・継承するもの」という明確な定義を美術に与えていた時代があり、美術家達もそれを全うすべく挑戦していた。本展では、7名のポーランド人アーティスト達が語った自分達の歴史を軸に、[ポーランド][中川村][現在][過去]を横断的に取り扱い、社会の境界と個人の境界の関係性について考え直す。

何かが始まる「予感」や「気配」をテーマに絵を描いています。

人間よりも物事の変化に敏感でありながら、ゆったりとたくましく構える強さを持つ象徴として動物を登場させています。

夜が明けたら、何が待っているかは分かりません。それでも、明るい朝が来ることを信じて一歩一歩進んでいきたい、そんな願いを込めて表現を続けています。

4月14日(土)~5月13日(日)

原口風花展​「夜明けを待ちながら」

2017

本館

アトリエ棟

コレクション展示

 

鈴木崧、吉原治良、ポール・ジェイキンス、ジョルジュ・マチュー、今井俊満などのアンフォルメル絵画作品の展示。

美術館の百数十点のコレクションの中から定期的に展示替えをしています。

伊那谷を拠点に活動する二人の家具作家、法嶋二郎、福田渉を紹介いたします。彼らの仕事の中で、特に魅力的な椅子にフォーカスしました。

椅子作りにあたり、アイデアスケッチを重ねることから始め、原寸モデルをつくりながら理想のフォルムを追求する法嶋。一方、出会った樹木と語り合い、その形状や表情といった特性を生かすことから始める福田。二人の対照的な思案と制作プロセスは完成した椅子を見ることで明らかになります。本展ではイメージスケッチや設計図、治具(じぐ)と呼ばれる作家自らが作成した道具も展示します。これらを通し、椅子へ向けた二人の眼差しのコントラストをご覧下さい。

10月14日(土)~11月26日(日)

法嶋二郎・福田渉の思案と制作プロセス」

9月29日(土)~10月8日(日)

山本剛史展

作家コメント
「人の手で創られたものたちにどうしてか強く惹きつけられる。」
この思いが、幼い頃より私を貫いています。
おりおり出会う森羅万象の凄みに心は揺れるのですが、ふと気づくとモチーフに選んでいるのは、椅子を含めて人が作った機能的で、謙虚なようで切ない存在感を帯びているものたちに収斂していきます。
人の気配に近寄りたくもあり、そのくせ離れても居たい、という私の性分は版表現とは相性が良いらしく、それらのモチーフを版を介して写しとり、その工程の中で別のイメージに変換して行く。そういった行為を繰り返し、作品を創り続けて来ました。
しかしながら版画制作は融通が利かないこともあり、刷り作業でしくじったりしてはまた心震わせ、繰り返されるわずかな違和感から新たな‘ひらめき’が生まれることもある。それを追って前に進んでいるようです。

中川村図書館開館20周年記念事業「平和企画」に合わせた、回想プロジェクト「追いかけた77の記憶」のパネル展示。
このプロジェクトは清水さんが祖父の戦争体験手記を歌にした「回想」をリリースした後、芸能活動のかたわら取り組んできたものです。

7月22日(土)~8月6日(日)

清水まなぶ 戦争体験談パネル展示

「追いかけた77の記憶」

4/23(日)~ 6/11(

「しあわせな景色を切り取る」

額縁屋  タクラマカンの仕事

伊那谷の不思議空間、額縁屋「タクラマカン」。一歩足を踏み入れると個性的な額たちに加えレトロな棚や看板、昭和テイストの硝子、国籍不明の雑貨などが所狭しと並んでいます。額縁サンプルと額装された絵画が飾られたいわゆる「額縁屋」の風景はそこにはなく、ただならぬアーティストのアトリエに来たかのような錯覚に陥ります。

店主のフレーマー(額装家)松島拓良は、この地にタクラマカンを開業して20年。古材を主な素材としたハイセンスな額装とその丁寧な仕事で名を広め、多くのアーティストのパートナー的存在でもあります。また店舗の空間プロデュースの分野でも活躍しています。

本企画展は松島のフレーマーとしての新たな境地をご紹介しました。

コレクション展示

 

鈴木崧、吉原治良、ポール・ジェイキンス、ジョルジュ・マチュー、今井俊満などのアンフォルメル絵画作品の展示。

美術館の百数十点のコレクションの中から定期的に展示替えをしています。

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